地震保険 受給金が6倍になった話 福島県沖地震 

2021年2月13日23時7分に起きた福島県地震で被災しました。

築53年になるボロ戸建てです。

外壁は土壁 内壁は砂壁 になっています。

 

そんなボロ戸建てに住むようになったのは、おじが亡くなり、祖父が相続人になり、孫の私が贈与してもらい住むようになりました。

 

ボロ戸建てなので、隙間からハクビシン等が入り電線をかじって火災になったり、大きな地震で崩れる可能性があると思い、新価で火災保険に入っていました。

 

延床面積が191㎡と広い家でしたので、新価で2500万円の保険額です。

 

地震保険は火災保険の50%まで加入できるので1250万円の保険額でした。

 

地震があった翌々日に保険会社に地震保険受給の申請をしたいと連絡しました。

2日後担当者から連絡が入り、後日調査の日を連絡するとの事で連絡待ちになりました。

 

ところが、それから数日後、郵送で申請書が送られてきました。電話では調査員が来ることになっていましたが、書類を読むと、今回は書類審査との事でした。

 

基礎や壁などのクラックを余すことなく写真を撮り、関係書類を送付しました。

 

すると今度は保険会社から、一部損になるので受給額は1250万円の5%で62万5千円になりますと。よろしければ、保険が支払われている口座に入金いたします。と口早に伝えられました。

 

本当にせこい方法ですね。

 

ボロ戸建てなので、外壁が一部崩落、基礎に多数のクラックがあり、一部損の範囲である20%以下ではないと調べていました。

それでもギリギリ20%超えるくらいだと思っていました。

 

この電話で【はい。】と答えてしまったら終わりです。

実際、仕事中で忙しいところでしたので、危うくはいと答えるところでした。。。

 

そこで、判定結果に不服なので再審査お願いしますとお伝えしました。

すると、現地調査の担当者から後日連絡します。と回答され、次の日に連絡があり調査日が決まりました。

 

2週間後現地調査員の調査が始まりました。

 

調査員は1人です。平面図がありませんでしたので、最初は家の中に入り、各部屋全て周り平面図を完成させていました。時間は30分程度かかっていました。

 

それから実際の調査になります。

 

最初は外回りから始まりました。外周の基礎を全て調べ、クラックを1本1本iPadで写真を撮影していました。その後、外壁、屋根を調べ、家の各部屋を調査していました。

調査員の方から、柱のひびはありませんか?と質問されましたが、私のほうで柱の確認が抜けており、調査員と一緒に調べることになりました。

 

調査員の方はとても親切で、柱のひびを発見し、加算していただきました。それから私のほうも柱を調査し、3本ほど柱にひびが入っているのを確認しお伝えしました。

 

中の調査はだいたい15分程度。

 

調査を終え調査員の方から、計算するのでどこか場所を貸してほしいと言われ、一室を案内しました。

 

iPadで報告書をまとめ、どこかにデータを送っているようでした。報告書のまとめは15分程度かかっていました。その待ち時間はもうドキドキでした。

 

【ご主人。調査結果が出ましたので来てください。】と言われ、iPadの画面で説明され、結果は建物の損害額が時価額の23%になり、小半損です。

 

一部損5%から小半損30%になりました。

 

金額はなんと62万5千円から375万円

312万5千円のUPです。

 

地震保険請求時にブログやyoutubeで勉強してよかった。

 

無知のまま、保険屋の電話ではい。と答えなくてよかった。

 

今回この記事を書くにあたり、読者で被災にあわれた方が地震保険受給時に損をしないためにと思いお伝えしました。

 

明らかにクラックが数本程度で一部損の場合は別ですが、外壁の崩落や基礎に多数のクラックがある際は、現地調査依頼をしてください。

 

受給額が5%と30%では雲泥の差になります。

 

この他に何かご質問等がありましたらコメントください。

私が体験・勉強した事は余すことなくお伝えいたします。